主人公大倉篤が、IT会社を起業し、株式市場で他社の買収、テレビ、ラジオ局への介入へと進むうちに、官僚、旧放送利権などの妨害を受け検察介入の事態に。
「まだまだ、闘いは終わらない。全ては序章・・・・・・。これからが真に自分の闘いが始まる。黄金の都へと向かう自分たちの特急列車は、いまホームを離れたばかりなのだ。・・・篤は強くそう信じていた。」
久間十義(ひさまじゅうぎ)著
実業之日本社発行
初版第1刷 2011年8月25日
479ページ 2段組
主人公大倉篤が、IT会社を起業し、株式市場で他社の買収、テレビ、ラジオ局への介入へと進むうちに、官僚、旧放送利権などの妨害を受け検察介入の事態に。
「まだまだ、闘いは終わらない。全ては序章・・・・・・。これからが真に自分の闘いが始まる。黄金の都へと向かう自分たちの特急列車は、いまホームを離れたばかりなのだ。・・・篤は強くそう信じていた。」
久間十義(ひさまじゅうぎ)著
実業之日本社発行
初版第1刷 2011年8月25日
479ページ 2段組
「ぎょうにんべん」の部首には、「役得、往復、律、徳」など。
一字の中に「行」があれば、ほぼ「ぎょうがまえ」みたいだね。(「銜(くつわ、カン)」の部首は「金」)
「幹」、「幸」、「平」は「年」とともに、漢字の部首では「干」(かん)に属している。
No tags for this post.あらゆるお金が私の手元に集まった。お金がたくさん集まったから、これから人のことを考えよう、なんてことではない。
これは?漢字の部首の話。
金の部首は金、全の部首は入、今の部首は人。
どこでどう決められるのやら。
テストを作る方は紛らわしくていいのだろうけど。
巨人の「巨」の部首は「エ」(たくみ)、大臣の「臣」の部首は「臣」(しん)。紛らわしい。
No tags for this post.二も五も二。
六も八も八。
十も千も十。
何のこと?これは部首のはなし。
まだ出てこないのはなんだ?
四は「□ くにがまえ」。
九は「乙 おつ」。
百は「白」。
億は多くの人には関係ないけど「人」「イ にんべん」
夏という字の部首は「ふゆがしら、ちかんむり、すいにょう」である。
ところが、肝心の冬という字は?「ふゆがしら」ではなくて、「にすい」という部首に属している。
「水」は五行の第5。時期では冬。方位では北に当てるという。五行は、木火土金水。
WWWJDIC で夏を検索すると部首番号1の「一」と表示されている。ただ、欄の下にある「コードなど」のらんには部首番号35と表示されている。
反対の「反」がWWWJDIC では「部首番号27のがんだれ」となっているが、「漢検漢字辞典」では「又また」の部首となっている。
No tags for this post.「認知症はもともとそういうものです。いらない部分から順に消えていく。そのいらない部分というのは、本人が嫌っていることなんです。好きなことの記憶が書きこまれている脳の部分は、最後まで萎縮しない。それは、つまり、まだ自分を失っていない証拠です。都合のいいことだけおぼえている状態というのは、じつは、好ましい状態なんです。好きなものまで忘れるようになったら、末期だと覚悟してください。」
北國浩二著『嘘』(PHP 研究所、2011.7.22第1版第1刷)
漢字の部首はわかりにくい。最近少し気にしてみる。
「励」の部首を調べると、Androidアプリの「WWWJDIC」 では「ノ」となってるのに、『漢検漢字辞典』を見ると「力」になっている。
どっちが正しいの?
『漢検漢字辞典』では部首は『康煕辞典』にそって分類したことが記されている。
「WWWJDIC」 には部首についての説明はされていないようだ。
このような違いは他にもあるのかもしれない。
「WWWJDIC」 にそのような間違い?があったとしても、筆順などを示してくれたり熟語の表示してくれたりと、辞書のないところではかなり重宝している。
そもそも、心や体が環境の変化に対応できなくなってできなくなって起きる。ぶっちゃけて言うと、マイナスの現実から逃れたい、という目的があるわけです。まじめな人は、あれをしなければいけない、これをしなければいけない、失敗しちゃいけない、なんて、いろいろ考えて、常にプレッシャーを感じてる。そういうことこら解放してくれるのが、認知症です。だから、認知症は人生のプレゼントだ、なんて言う人もいます。
北國浩二著『嘘』(PHP 研究所、2011.7.22第1版第1刷)
!タグ!認知症 北國浩二 嘘
No tags for this post.きっと、湯を沸かしているときに、他のことに気持ちがいっちゃったんだなあ。そうするともう、薬缶を火にかけていることが頭から飛んじゃう。これからは、ガスの元栓を締めて出かけるようにしてください。
注意しても平然としてやってるやつだけど、これも基本的には同じことなんです。二つのことを同時にできない。つまり、相手の言い分に配慮しながら、自分の意見を言う。これは二つの異なる行為だから、できないんです。反省していないように見えるのは、病気のせいです。認知症の患者さんは、他人の話を聞かずに勝手なことばかり言う、わがままな人間だと思われてしまうが、そうじゃない。これはね、れっきとした病気の症状なんです
亀田医師が千紗子さんに説明している。
北國浩二著『嘘』(PHP 研究所、2011.7.22第1版第1刷)
No tags for this post.ときにひどいことを言ったり、暴力をふるったりすることもあるが、それはね、彼らがそれだけ苦しんでいる証なんですよ。(P138)
唯一の寄る辺となるはずのじぶんじしんからも、取り残され、切り離されていく。確かなものが何ひとつない空間に、たったひとりで漂っているようなものです。あまりにも深い孤独と混沌ですよ。その不安と苛立ちのなかで、患者さんたちは日々、恐怖に直面しているんです。(P137)
北國浩二著『嘘』より。
認知症患者の孝蔵の同級生であり、医者である亀田が、孝蔵の娘千紗子に話した言葉。
ひとつの嘘が新たな嘘を生む。この連鎖は気持ちのいいものではなかったが、・・・
千紗子の話を信じた老婆は、同情するようなまなざしを向けてきた。
「生きてりゃあ、つらいときもあっけど、いいときも来っから。つらいときは笑うといい。無理してでも笑ってると、しあわせがやってくる。そんなもんだ」
「そんなものですかね?」
「ほんと、ほんと。そんなもんだよ。難しいこと考えねえで、いい空気吸って、うまいもん喰って、よく寝る。そんでよく笑うこと。そうすりゃ、心も体も健康になっから」
老婆はけらけらと笑った。
北國浩二著『嘘』(2011.7.22第1版第1刷。PHP 研究所)より。
「人間は失敗する生き物だ。失敗を恐れるな。最もしてはいけないことは、何だかわかるか。失敗を恐れて何もしないことだ。」
孝蔵はシャープペンシルで角材に簡単なスケッチを描きはじめた。
「おまえはこれから成長していく。成長というのは、失敗を積み重ねていくことでもある。人間は失敗から学んで成長する。肝心なのは、失敗から学ぶことだ。失敗とは、チャンスのことだ。おぼえておけ」
北國浩二著『嘘』より。認知症の孝蔵が彫刻に興味を持ち出した拓未にむかって。
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