身近な人に喜んでもらえる料理を作ろう。食べた人が、やさしい気持ちになれる 料理を作ろう。(小川糸著『食堂かたつむり』読了)さて、私は何をして周りの 人を喜ばせることができるだろうか。#読書

母がなくなってから、毎日我が家を守ってくれていたふくろう爺にも異変が。
そこには、母からの倫子宛の手紙が。不倫の子だから倫子ではなく、一生懸命、論理を守って生きてほしいという思いでつけたが?照れ隠しだったこと、自分が亡くなって食堂も開けなくなったのではないか、とまで見抜かれていた。
母の思いで改めて元気をもらった倫子は、地元の食材で、人を幸せにすることにまた歩み出した。
その人の様子を見て使う食材、料理を作る。
人に対してどう接するかだよね。幸せにするために。
(小川糸著『食堂かたつむり』ポプラ社。2008.1.15第1刷。2008.4.4第2刷)

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知る知らぬ なにかあやなく わきていはん 思ひのみこそ しるべなりけれ (橋 本紡著『葉桜』より)

先生への思いを伝えたく何度も何度も書いては先生に直してもらった字。

櫻井佳奈は小さいときから継野書道教室へ通ってる。妹の紗英の方がやりたいといって始めたのに、妹はまもなくやめてしまう。
勉強も習い事もすぐに上手になる妹。姉の数学の問題までも遊び半分で解いてしまう。
櫻井一族には優秀な人が何十年に一度現れては17歳で死を遂げる。
紗英も17歳を迎えて、一生に人がする体験をすべてやりたいと背伸びする。
佳奈は受験を前にしても書道教室へ通う。それは指導の先生への淡い憧れ。
書道で出合う九成宮醴泉銘や古今和歌集などを交えて、思いが描かれている。

橋本紡(つむぐ)著『葉桜』(集英社、2011.8.30第1刷、P247)

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たったひとつの扉からいろいろなものが取り出せることを私は知っていた。宮下 奈都著『スコーレNo .4』

書き出し部分
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薄暗い穴倉のようなところから空を見上げている。丸く切り取られた空が光る。瞬きのたびに、瞼の裏に光の文様が浮かぶ。ネガフィルムのように反転した景色と、湿った土の匂い。私の最初の記憶だ。
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この文章に引き付けられた。
主人公の津川麻子は骨董屋の三姉妹の長女。
英語が取り柄だが、自分に自信が持てない。貿易会社に就職したが、輸入靴店に出向。二年後会社に戻り、イタリアへの買い付け出張。楽しさを知る。最終部分。

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いろんな引き出しが必要だから雑食でなければならないのだと上司に諭されたとき、私は反論できなかった。今なら、違うとはっきり言える。たったひとつの扉からいろいろなものが取り出せることを私は知っていた。
どうしても忘れられないもの、拘ってしまうもの、深く愛してしまうもの。そういうものこそが扉になる。広く浅くでは見つけられなかったものを、捕まえることができる。いいことも、悪いことも、涙が出そうなくらいうれしいことも、切ないことも、扉の向こうの深いところでつながっている。
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(宮下奈都著『スコーレNo.4』2007.1.25初版第1刷。2007.5.30第2刷)

初めての作家の小説。いいものに出合えた。

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WoordPress のSubscribe 2プラグインを削除、再インストールで6.5にバージョ ンアップして二重配信が解決

以前にGoogle Analytics プラグインを削除して携帯メールからの投稿が配信できるようになったことをここに書いた。
ここで利用しているWoordPress の和顔愛語パート2では、同様なことをしても二重配信が解決しなかった。Subscribe 2を6.5にバージョンアップしてみたが変わらず。
さらに思いきって、プラグイン画面からSubscribe 2のバージョン6.4を削除。続いて6.5を再インストールした。 このような操作してもメルマガ登録しているメールアドレスなどは失うことはなかった。ただ配信を受ける内容などはリセットされているので再チェックが必要。これで二重配信が解決した。

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クルミで携帯ストラップを作ってみました!

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クルミを切ってみると現れる形がみんな異なっていて、面白い。携帯ストラップにしてみました。クルミの部屋は大きなところがあったり小さなところがあったり、さまざま。
刀の鍔のようにも見える。

携帯メールからの投稿がメルマガ読者に配信されなかったことが、Google Analy tics for WoordPressというプラグインを削除することで解決された

WoordPress でsubscribe2のプラグインをKtai Entry やKtai Style とともに利用していたのだが、PC から投稿すればメルマガ読者に配信されるのだが、携帯から投稿しても配信されなかった。5分以上経過しても、あるいはそのサイトにアクセスしても。
同じように2つのサイトで構築してきていたのに、一方でできて他方でできない。不思議に思っていた。
それが、以前にもあるプラグインを削除したら作動し始めたプラグインがあったことを思いだし、もう一度サイトに必要でないものを検討し直した。
そこでタイトルのGoogle Analytics for WoordPress のプラグインを削除してみた。すると、携帯からメールで投稿したものがサイトに掲載され、メルマガ読者に配信されることを確認できた。