エクセルの表の中で特定の文字列を●で挟む。そのセルに色をつける。

エクセルの表の中にたくさんの文字列があると、必要な文字列が見つけにくくなってしまう。そんなときに関数を使って、見つけ、さらにそのセルごと色を塗って際立たせる。

検索したい文字を赤色などで表示できればよいのだろうが、マクロでも使用しないと無理なようです。ここでは、簡単に関数で検索文字を含むセルを色を塗って見やすくします。

特定の文字列を●で挟む

検索文字そろばん
今日の日今日の日
88そろばんの日◆ひげの日◆親孝行の日●そろばん●の日
ひげの日
親孝行の日
89長崎原爆記念日◆ムーミンの日◆はり・きゅう・マッサージの日長崎原爆記念日
ムーミンの日
はり・きゅう・マッサージの日
関数SUBSTITUTEを利用して、特定の文字列を●で挟む

 

で検索文字の所に入力した文字があれば、セルの中で検索し、その文字を●で挟みます。その関数式は次のようになります。

TRIM関数で文字列から余分なスペースを取り除きます。

CHAR(10)は、セル内改行のAlt+Enterを意味します。

SUBSTITUTE関数は、=SUBSTITUTE(文字列,検索文字列,置換文字列,置換対象)という置換の働きをします。したがって、◆を検索して、それを改行マークに変えます、ということになる。
「$D$1,"●"&$D$1&"●"」は、その値をさらに●で挟んだ形の文字にしますということになる。

 

特定の文字を●で挟む関数

検索文字そろばん
今日の日今日の日
88そろばんの日◆ひげの日◆親孝行の日=SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(TRIM(C10),"◆",CHAR(10)),$D$1,"●"&$D$1&"●")
89長崎原爆記念日◆ムーミンの日◆はり・きゅう・マッサージの日=SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(TRIM(C11),"◆",CHAR(10)),$D$1,"●"&$D$1&"●")
関数のSUBSTITUTEの使用方法

 

●で検索文字がわかりやすくなったが、さらに際立たせるために、その文字を含んだセルを色でぬる。これは条件式書式を利用する。表の範囲を選択し条件付き書式を設定します。

検索文字列には必ず●が入っているから、特定の文字が入っているセルを、ここでは黄色にマークするように設定した。

エクセルの表の中で●で挟むとしたが、検索文字列がわかりやすいもので、表の中に使われていないものなら何でもよい。

エクセルのセル内の文字列を特定の文字で改行する

月の行事予定表などを作るのに、一つのセルにいくつかの項目を◆などの区切り文字を入れて作成することがある。もちろんスペースでも構わないのだが、それを別のシートなどで見やするするために、◆で改行させる方法を覚えのために書きます。

今日の日今日の日
88そろばんの日◆ひげの日◆親孝行の日そろばんの日
ひげの日
親孝行の日
89長崎原爆記念日◆ムーミンの日◆はり・きゅう・マッサージの日長崎原爆記念日
ムーミンの日
はり・きゅう・マッサージの日

 

C列が行の高さを節約するために、◆によっていくつかの項目が続けて入力されている。
D列はそのC列を関数を使って改行した状態。

その関数は次のように入力されている。

今日の日今日の日
88そろばんの日◆ひげの日◆親孝行の日=SUBSTITUTE(TRIM(C4),"◆",CHAR(10))
89長崎原爆記念日◆ムーミンの日◆はり・きゅう・マッサージの日=SUBSTITUTE(TRIM(C5),"◆",CHAR(10))

 

改行を行うD列の表示設定は、「折り返して全体を表示する」に設定しておくこと。

TRIM関数で文字列から余分なスペースを取り除きます。

CHAR(10)は、セル内改行のAlt+Enterを意味します。

SUBSTITUTE関数は、=SUBSTITUTE(文字列,検索文字列,置換文字列,置換対象)という置換の働きをします。したがって、◆を検索して、それを改行マークに変えます、ということになる。

 

エクセルのセルの文字列を改行する

A1のセルに入力されている文字列が◆でつながれているとする。

これをB1のセルに◆の部分で改行した形にする時

=SUBSTITUTE(TRIM(A1),”◆”,CHAR(10))

と関数式を入力し、セルの書式を「折り返して全体を表示する」に設定する。

これで◆の部分で改行された文字列をB1に表示させることができる。