光は、一秒間に地球を七周半するくらいにははやい

ほとんどの光は物に吸収されて、消えてしまいます。吸収されないで・・・・たとえば反射したり、すり抜けたりする光もあることはあるんですけど、けれどもいつかはなんらかの物にあたるでしょうから、そこで吸収されてしまって、最後にはやっぱり消えてしまいます。

川上未映子著『すべて真夜中の恋人たち』〈講談社。2011.10.12第1刷〉

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